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用語集

科目ごとに五十音順で並べています。右端は、説明のある回です。本文中では、用語にマウスを重ねる(スマートフォンではタップする)と、短い説明が表示されます。

電気回路I

用語 記号・単位 意味 回
アドミタンス \(\dot{Y}\) [S] インピーダンスの逆数。交流での流れやすさ 9
位相 \(\theta\) [° または rad] 正弦波が周期のどの位置にあるかを表す角度 8
位相差 [°] 同じ周波数の 2 つの波のタイミングのずれ 8
インダクタ \(L\) [H] 導線を巻いた素子。電流の変化をさまたげる。コイル 2
インピーダンス \(\dot{Z}\) [Ω] 電圧フェーザ ÷ 電流フェーザ。交流での流れにくさと位相差を表す複素数 9
開放 — 2 点間に何もつながない状態。電流 0 2
角周波数 \(\omega\) [rad/s] 1 秒間に進む位相。\(\omega = 2\pi f\) 8
重ね合わせの理 — 各電源が単独で働いたときの値の和が、全体の値になる 6
過渡現象 — スイッチ操作などの後、定常状態に落ち着くまでの変化 2
起電力 \(E\) [V] 電源が電荷を高い電位へ持ち上げる能力 1
キャパシタ \(C\) [F] 電荷をためる素子。コンデンサ 2
共振 — \(X_L = X_C\) となり、リアクタンスが打ち消し合う状態 11
共役複素数 \(\overline{Z}\) 虚部の符号を反転させた複素数 8
極形式 \(r\angle\theta\) 複素数を大きさと角度で表す形式 8
キルヒホッフの電圧則 — 閉路を一周した電位の変化の合計は 0 5
キルヒホッフの電流則 — 節点に入る電流の合計と出る電流の合計は等しい 5
コンダクタンス \(G\) [S] 抵抗の逆数。アドミタンスの実部 3
サセプタンス \(B\) [S] アドミタンスの虚部 9
時定数 \(\tau\) [s] 過渡現象の速さの目安。最終値の約 63% に達する時間 2
実効値 \(V\)、\(I\) 同じ発熱をする直流の値。正弦波では最大値の \(1/\sqrt{2}\) 8
遮断周波数 \(f_c\) [Hz] フィルタの出力が \(1/\sqrt{2}\) になる周波数 11
周期 \(T\) [s] 波が 1 回繰り返す時間 8
周波数 \(f\) [Hz] 1 秒間に波が繰り返す回数 8
瞬時値 \(v\)、\(i\) ある時刻での値。小文字で書く 8
整合 — 負荷に最大の電力を供給する条件を満たした状態 3、13
節点 — 3 本以上の導線が集まる接続点 5
線形性 — 比例性と加法性が成り立つ性質 6
短絡 — 2 点間を導線でつないだ状態。電圧 0 2
直交形式 \(a + jb\) 複素数を実部と虚部で表す形式 8
定常状態 — 過渡現象が終わり、落ち着いた状態 2
テブナンの定理 — 2 端子から見た回路は、電圧源 1 個と抵抗(インピーダンス)1 個の直列で表せる 6
電圧 \(V\) [V] 2 点間の電位の差。電位差 1
電圧降下 [V] 抵抗などを電流が通ることで電位が下がること 1
電圧源 — 相手によらず電圧を一定に保つ電源 1
電位 [V] 基準点から測った電気的な高さ 1
電荷 \(Q\) [C] 電気の量 1
電流 \(I\) [A] 1 秒間に断面を通過する電荷の量 1
電流源 — 相手によらず電流を一定に保つ電源 1
電力 \(P\) [W] 1 秒間にする仕事。\(P = VI\) 1
電力量 \(W\) [J、Wh] 電力 × 時間 1
内部抵抗 \(r\) [Ω] 実際の電源が内部に持つ抵抗 2
ノートンの定理 — 2 端子から見た回路は、電流源 1 個と抵抗 1 個の並列で表せる 6
皮相電力 \(S\) [VA] 電圧と電流の実効値の積 12
フェーザ \(\dot{V}\)、\(\dot{I}\) 正弦波の実効値と位相を表す複素数 8
分圧 — 直列の抵抗が電圧を抵抗の比で分け合うこと 3
分流 — 並列の抵抗が電流を抵抗の逆比で分け合うこと 3
平衡(ブリッジの) — 検流計に電流が流れない状態。\(R_1 R_4 = R_2 R_3\) 4
偏角 \(\theta\) 複素数が実軸の正の向きとなす角 8
無効電力 \(Q\) [var] 電源と負荷の間を往復するだけの電力 12
網目電流 — 網目を一周する仮想的な電流。網目電流法の未知数 5
有効電力 \(P\) [W] 負荷が実際に消費する電力。瞬時電力の平均 12
リアクタンス \(X\) [Ω] インピーダンスの虚部。\(X_L = \omega L\)、\(X_C = 1/(\omega C)\) 9
力率 \(\cos\varphi\) 皮相電力のうち有効電力になる割合 12
Q(尖鋭度) \(Q\) 共振の鋭さ。\(Q = \omega_0 L / R\) 11
Δ–Y 変換 — 三角形の接続と Y 字の接続を、外から見て等価に置きかえる変換 4

電気回路II

用語 記号・単位 意味 回
インピーダンス整合 — 内部インピーダンスと負荷をそろえて、負荷に最大の電力を供給すること 3
基準節点 — 電位の基準(0 V)に選んだ節点 10
基本閉路 — 木に補木の枝を 1 本加えたときにできる、ただ 1 つの閉路 8
結合係数 \(k\) 2 つのコイルの磁気的な結びつきの強さ。\(k = M/\sqrt{L_1L_2}\) 3
交流ブリッジ — 辺をインピーダンスにしたブリッジ回路。L や C の測定に使う 1
周波数応答関数 \(\dot{H}(j\omega)\) 入力に対する出力の比を周波数の関数として表したもの 13
縦続接続 — 前の回路の出口を次の回路の入口につなぐ接続 13
節点電圧 [V] 基準節点から測った各節点の電位 10
節点電圧方程式 \([\dot{Y}][\dot{V}] = [\dot{J}]\) 節点電圧を未知数として電流則を立てた方程式 10
双対 — 電圧と電流、Z と Y、直列と並列を入れかえると式が同じ形になる関係 6
相互インダクタンス \(M\) [H] 相互誘導の強さを表す定数 2
相互誘導 — 一方のコイルの電流の変化が、他方のコイルに電圧を生む現象 2
相反性 — 入口と出口を入れかえても伝わり方が同じという性質 11
直列共振 — R・L・C 直列回路の共振。インピーダンスが最小 5
2ポート回路 — 入口と出口の 2 つのポートを持つ回路 11
木 — すべての節点をつなぎ、閉路を含まない枝の集まり。枝の数は \(n - 1\) 8
反共振 — 並列共振のこと。インピーダンスが最大になる 6
バンドパス特性 — 特定の周波数帯だけを通す性質 5
閉路電流 [A] 閉路を一周して流れると考えた電流 9
閉路電流方程式 \([\dot{Z}][\dot{I}] = [\dot{E}]\) 閉路電流を未知数として電圧則を立てた方程式 9
ベクトル軌跡 — 周波数を変えたとき、インピーダンスなどの先端がたどる道すじ 4
変圧器 — 相互誘導で電圧と電流の組み合わせを変える装置 3
補木 — 木に選ばれなかった枝の集まり。枝の数は \(b - n + 1\) 8
巻数比 \(a\) \(N_1/N_2\) 3
ミルマンの定理 — 並列の枝の電圧 = \(\sum\dot{Y}\dot{E} / \sum\dot{Y}\) 10
理想変圧器 — 結合係数 1、損失なしの変圧器。\(V_1/V_2 = a\)、\(I_1/I_2 = 1/a\) 3
和動接続・差動接続 — 結合コイルの直列接続。\(L = L_1 + L_2 \pm 2M\) 2
F パラメータ \(\dot{A}, \dot{B}, \dot{C}, \dot{D}\) 出口の電圧・電流から入口の電圧・電流を求める行列。縦続接続で積 13
Y パラメータ \([\dot{Y}]\) [S] 電圧から電流を求める行列。短絡して測る。並列接続で和 12
Z パラメータ \([\dot{Z}]\) [Ω] 電流から電圧を求める行列。開放して測る。直列接続で和 11

電気回路III

用語 記号・単位 意味 回
回転磁界 — 大きさが一定で、向きが回転する磁界 13
過減衰 — 振動せずにゆっくり落ち着く応答(\(R > 2\sqrt{L/C}\)) 3
過渡解 — 回路自身の性質で決まり、時間とともに消える解 2
基本波 — ひずみ波と同じ周期を持つ正弦波の成分 6
極 — \(F(s)\) の分母を 0 にする \(s\) の値。時間波形の減衰と振動を決める 4
減衰振動 — 振動しながら落ち着く応答(\(R < 2\sqrt{L/C}\)) 3
高調波 — 周波数が基本波の整数倍である成分 6
交番磁界 — 1 つの軸の上で向きと大きさが変わるだけの磁界 13
初期条件 — \(t = 0\) での値。\(i_L\) と \(v_C\) は連続する 3
線間電圧 \(V_l\) 3 本の線のうち 2 本の間の電圧 8
線電流 \(I_l\) 線を流れる電流 8
相順 — 各相が最大になる順番 8
相電圧 \(V_p\) 1 つの相にかかる電圧 8
相電流 \(I_p\) 1 つの相を流れる電流 8
対称座標法 — 不平衡な三相の量を正相分・逆相分・零相分に分ける方法 11
対称三相交流 — 大きさが等しく、位相が 120° ずつずれた 3 つの交流 8
単相等価回路 — 平衡三相回路から 1 相分を取り出した回路 9
中性線 — 電源と負荷の中性点を結ぶ線 9
中性点 — Y 結線で 3 つの素子をまとめた点 8
定常解 — 十分に時間がたった後の状態を表す解 2
伝達関数 \(H(s)\) 出力の変換 ÷ 入力の変換(初期値 0) 5
同期速度 \(N_s\) [min⁻¹] 回転磁界の回転の速さ。\(120f/p\) 13
特性方程式 — 過渡解を \(e^{st}\) と置いて得られる \(s\) の方程式 2
二相交流 — 位相が 90° ずれた 2 つの交流の組 12
ひずみ波 — 正弦波ではない周期波形 6
ひずみ率 \(k\) 高調波全体の実効値 ÷ 基本波の実効値 7
フーリエ級数 — 周期波形を正弦波の和で表したもの 6
部分分数分解 — 分数を、簡単な分数の和に分けること 4
不平衡三相回路 — 3 相の負荷や電源がそろっていない回路 11
平衡三相回路 — 電源が対称で、3 相の負荷が等しい回路 9
ラプラス変換 \(F(s)\) 時間の関数を \(s\) の関数に変える変換 4
臨界減衰 — 振動せずに最も速く落ち着く応答(\(R = 2\sqrt{L/C}\)) 3
V 結線 — 変圧器 2 台で三相電力を供給する結線。利用率 86.6% 10
Y 結線 — 一端を 1 点にまとめる結線。\(V_l = \sqrt{3}V_p\) 8
Δ 結線 — 輪につなぐ結線。\(I_l = \sqrt{3}I_p\) 8